16日午後18時ごろ、池袋のサンシャイン60で準暴力団「チャイニーズドラゴン」を巡る乱闘事件が起きました。
チャイニーズドラゴンとはどういった組織なのでしょうか。
メンバーや元リーダー、組織図などを調査していきます。
チャイニーズドラゴンが乱闘騒ぎ
【捜査関係者取材】池袋「サンシャイン60」での乱闘騒ぎ「チャイニーズドラゴン」が出社祝いかhttps://t.co/52TFQ7lWTP
100人の団体客は準暴力団「チャイニーズドラゴン」のメンバーらで、仲間の出所祝いのためにレストランに訪れていたことが、判明したという。 pic.twitter.com/0KN5Uz3BDA
— ライブドアニュース (@livedoornews) October 16, 2022
事件の概要からみていきます。
事件が起きたのは池袋サンシャイン60の58階にあるフランス料理店でした。
このお店には、チャイニーズドラゴンのメンバーが集結し、今年8月に服役を終えたばかりのメンバーの出所祝いが行われていたといいます。
その最中に、１０人前後が殴り合いの喧嘩を始めたそうです。
通報を受けた警察が駆けつけると、すでに数人しか残っていなかったとのこと。
店内には、ひっくり返ったテーブルや割れたグラスが落ちており、血痕も発見されたそうです。
この事件で、20代男性１人が軽傷を負いました。
他にも負傷者はいたそうですが、お店から立ち去った後だったそうです。
喧嘩の内容はわかっておらず、他の不良グループが襲撃した可能性もあるとみて調査しています。
100人規模の出所お祝いだなんて驚くのに、さらに乱闘をしたというのですからかなり恐ろしいですよね。
1番の被害なのはお店ではないでしょうか…
飲食代やテーブルなどの賠償金などは支払われたのかも気になります。
チャイニーズドラゴンとは？
今回の事件で知名度が上がったチャイニーズドラゴンですが、一体どんなグループなのでしょうか。
チャイニーズドラゴンは、1980年代後半〜1990年代に都内で暴れ回った暴走族「怒羅権(ドラゴン)」が源流だそうです。
当時、怒羅権は中国残留日本人の2世・3世が中心となっていましたが日本人メンバーも加わり勢力が拡大しました。
暴力団との対立も手を引かず、暴力団さえも恐れるように。
現在は、「チャイニーズドラゴン」と呼ばれるようになったといいます。
強盗、脅迫、恐喝などの事件を起こすのが特徴的でしたが、現在は振り込め詐欺や薬物密輸などにも関与しているようです。
警察は、2013年にチャイニーズドラゴンを「準暴力団」に認定し、取り締まり強化に乗り出しています。
チャイニーズドラゴンのメンバーや元リーダーは？
様々な凶悪犯罪を起こしているチャイニーズドラゴンですが、メンバーや元リーダーはどんな人物なのでしょうか？
元リーダーは、馬場義昭です。
以前リーダーを務めていた大偉が逮捕され中国に帰国したことから、当時住吉会系の暴力団員も兼任していた馬場義昭がリーダーとなりました。
圧倒的な力と存在感をもっていたそうです。
元リーダーの大偉は、日中のハーフで17歳に人民解放軍に入隊した経緯の持ち主だそう。
怒羅権のメンバーと中国向けの貿易会社を設立するなど真面目に働いていましたが、次第に違法ビジネスに手を染めるようになったといいます。
怒羅権の初代総長はジャン・ロンシン(佐々木秀夫)です。
中国籍のジャン・ロンシンですが、2019年4月に傷害容疑で逮捕され、当時49歳だったといいます。
怒羅権創設元メンバーの汪楠は、2019年に「ザ・ノンフィクション」に出演し当時の事件を語るなどして大きく話題となりました。
現在は罪を反省し、全国の受刑者に本を送る活動や出所者の第二の人生を送る活動を行なっているそうです。
他にも、犯罪を起こし逮捕された怒羅権メンバーは多数います。
東京北区で乱闘を起こした李明岩
殺人未遂罪や窃盗罪など10の罪で広島刑務所に服役していたものの、脱獄した李国林
同じ怒羅権のメンバーの知人男性の背中を何度もガラスに打ち付けた挙句、４階から突き落とそうとして逮捕された李同順
知人の酸性の顔面をビリヤードのキューで何度も殴り、刃物のようなもので背中を刺した疑いで逮捕された高橋伸明
エステ店の経営者の女性を脅迫し、女性の夫の顔を叩くなど暴行容疑で逮捕された孟苓国
傷害、窃盗、恐喝など罪を犯し逮捕されているメンバーが多いようです。
どのメンバーも暴力団にいそうな怖いオーラが感じられます…。
まとめ
チャイニーズドラゴンのメンバーについて調査しました。
悪さを逮捕されているメンバーも多い準暴力団が、池袋で100人規模で乱闘するなんて恐ろしいです。
一般人の犠牲者が出なかったのが不幸中の幸ですね…。
